1ー1 02050501 小沢昭一 散り際の花
軽い調子で現代のいろいろなことについてしゃべっています。 芝居、落語、俳句、競馬とたっぷり遊んだそうです。 |
1−2 03050501 家田荘子 歌舞伎町シノギの人々
ヤクザと繋がっていないとやって行けない特殊な街。歌舞伎町について書いています。 |
1−3 02050503 白石かずこ 黒い羊の物語
羊年生まれの詩人、白石かずこさんの過激な詩の魂の潮流、炎えて流れた季節の物語。前半は劇的で後半は歴史的。 |
1-4 風の良寛 中野孝次 ”人は良寛という不思議な存在にに触れることによってひとりでに己の生き方顧みさせされる .良寛の思想的背景は一言でいえば「無」である。捨てることの先に見えるものが無なのだ。現実世界の向こう側に心を自由に遊ばせる。生涯をかけた問いかけ。 「歌もよまん手毬もつかむ野にも出む心ひとつをさだめまねつも」 |
1-5 0609301 熊坂敦子 岡本かの子の世界
かの子の伝記的事実は不思議なベールに包まれがちである。 岩崎呉夫「芸術餓鬼 岡本かの子伝」:かの子の一生の全体像 瀬戸内晴美「かの子繚乱」:かの子の記念碑 林房雄:「岡本かの子は森鴎外と夏目漱石と同列の作家である」
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1-6 0609151 寺山修司 少年歌集 麦藁帽子
ひとよりもおくれて笑うわれの母 一本の樅の木に日があたる
鏡の中の言葉 三浦雅士:はじめに言葉がある。名前も言葉に過ぎない。 はじめに言葉がある。意識された言葉が。それからおもむろに語りたかったことがやってくる。意識された思想や感情が。 寺山修司はその全作品によって人間に課せられたこの条件を鮮やかに浮き彫りにしてみせたのである。f |
1-7 すばらしい題名です。訳者の力量の高さ。 |
1-8 人間良寛 その生涯と新生 三輪健司 「たらちねのははがかたみとあさゆうに佐渡のしまべをうちみつるかも」 底なしの愛の人であった。羞恥を通じて目覚める愚の自覚は鋭く深い。 「世の中に門さしたりと見ゆるともなどか思ひのたゆることなき」 書中に風景写真、書等の挿入多い。
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1-9 良寛、法華経を説く 北川省一 仏説十二部 部部みな淳真 東風 夜来の雨 林林是新鮮 何の教か生を度せざる 那れの枝か春を帯びざる 箇中の旨を識取せよ 強いて疎親を論ずる莫れ ページの多くを良寛の法華讃、法華転の評釈び当てる。貴重な発見。
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